スタリ・モスト
モスタルの世界遺産
ボスニアは15世紀半ばから400年にわたりオスマントルコに統治されていました。
スタリ・モスト(Stari most古い橋)と呼ばれるモスタルの石橋は、
1566年〜1567年頃に建造された総大理石のアーチ型の橋。
橋桁を持たないシングル・スパン・アーチとしては現存する世界最古のもので、
当時のイスラム建築の技術水準の高さを象徴するものでしたが、
ボスニア内戦中の1993年クロアチア人民兵によって破壊されてしまいました。
内戦後ユネスコの呼びかけにより世界中から資金が集まり、川底から橋の残骸も
拾い集められ2004年再建されました。
そして平和の象徴として翌2005年、世界遺産に登録されたのです。
ミナレット(モスクの塔)から見下ろしたモスタルの町並
世界遺産平和コンサート
2006年7月、ヤドランカは「ヤドランカ世界遺産の旅」というコンサートツアーで、
日本人アーティスト(喜多直毅さん・鬼怒無月さん・坂田美子さん)と共に、
モスタルで平和コンサートを開催しました。
コンサート会場の青少年文化センター アブラシェヴィッチ
出演者、スタッフと一緒に
モスタルは内戦時、サラエボに並ぶ激戦地のひとつ。
2006年に訪れたモスタルの街は美しい景色の中に
無数の弾痕が残る壁や砲撃で廃墟と化した建物が多数見受けられました。
会場の建物も内戦による損傷は激しく、まさに復興の最中でのコンサート。
会場の運営は現地の若者達が担い、フランスやドイツ等からの学生ボランティアと
共に国籍、民族を越えて活動をしていました。
ヤドランカはそこに希望があると言っていました。
モスタルのラジオ局 (2006年7月) |
モスタルのラジオ局 (2006年7月) |
ラジオ番組収録中のヤドランカ 右は友人のボスニアの歌手ダミル・イマモヴィチ
平和の象徴であるモスタルの橋。
ヤドランカはこの橋の絵やコラージュを多数残しています。
スタリ・モスト(追悼盤にコラージュされたものが掲載されています)
マリモスト 元日本代表・宮本恒靖氏の活動 スポーツでボスニア民族融和を!
ヤドランカがモスタルの橋に平和への思いを抱いていたように
元サッカー日本代表主将で先日ガンバ大阪監督に就任された宮本恒靖氏は
この地で民族融和プロジェクトとして
子供達の為のスポーツアカデミー「マリモスト(小さな橋)」を設立しています。
https://youtu.be/I0cbDyV7mwU
元日本代表監督のイビチャ・オシム氏とも親しかったヤドランカ、
自身も子供時代サッカーに親しんでいた彼女がもし生きていたら、
宮本氏がモスタルでこのような活動を始められたことに
強く共感を覚えたことでしょう。
そしてモスタルを何度も訪れ子供達がボールを追いかける姿を
応援しただろうと思います。
どうかこの素晴らしい活動が大きく育っていきますよう!
そう願わずにはいられません。
HEROs OF THE YEAR マリモスト〜小さな橋〜
https://award.sp ortsmanship-heros.jp/winners_2.html
Little Bridge Japan リトルブリッジジャパン
https://little-bridge.net
Little Bridge Japan リトルブリッジジャパン(facebook)
https://facebook.com/littlebridgejapan
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