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ヤドランカの友人イヴィチャ・オシム氏が旭日小綬章を受章

【2016.12.15更新】

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ヤドランカの個展に訪れたオシム夫妻
「アドリア海のおはよう波」より

以下、記事の要約

伝達式は小川大使の公邸でおこなわれ、オシム氏の家族、友人のほか、インツコ上級代表(ボスニアの事実上の最高権力者)、ジェリェズニチャルの会長らが参列。
 受賞は「日本サッカーの向上、ボスニアとの親善関係に貢献」が理由。日本人は何年たってもジェフユナイテッドと日本代表の監督だったこの人物を忘れられないのだ。
セレモニーの後で、われらが栄光の監督シュワーボ(オシムさんのニックネーム) は上機嫌でインタビューに答えてくれた。

――自分よりも家族にとってうれしい表彰だ。ただし自分は賞をもらうために頑張ったのではない。もちろん仕事は簡単ではなく、耐えなければならないさまざ まなことがあったのは事実だが。
 問題は、これ(勲章)に合いそうな洋服を持ってないことだ。新しく2、3着、スーツを仕立てないと、勲章を付けて町を歩けないな(笑)
(もちろんこれはオシム流のジョーク)
 両国関係への貢献と評価されたのはうれしい。日本と比べてボスニアが上回っているのはサッカーぐらいだし。これは、サッカーというものが、つまらないものではないこと、人生や社会にかかわる重要なことも成し遂げられるものであると証明するものだ。
とはいえ、ここにいる大使をはじめ日本人の側も関係良好化に貢献している。
 先日の(日本で開かれた)キリンカップでわれわれが優勝したが、それも日本側が手を尽くして招待してくれたおかげだ。率直に言って、その時期は(ボスニア ・サッカー連盟が財政的に)苦しい状態だったので大いに助かった。遠くない将来に日本代表を招待して、彼らに「リベンジ」のチャンスたいものだ。
(日本での生活が懐かしいか?)
 残念だったのは病気で倒れたこと。(妻の)アシマには重い負担をかけてしまっ た。
 日本サッカー界がもうちょっと命がけで、前進できるような組織になってほしい。
バスケの元日本代表監督プリビチェビッチと話すときに、日本バスケの目標はアメリカに勝つことだと言っていた。
(旧ユーゴスラビアの地域リーグが来年から始まるが?)
お互い知らないもの同士ではない。この地域のサッカーにとって役に立つだろう。
自分も、かつて監督をしたジェリェズニチャル(サラエボ)とパルティザン(ベ オグラード)の試合を見たいものだ。


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