ボスニア、セルビアでヤドランカの半生記が出版されました。



昨年秋にボスニア、そしてセルビアでヤドランカのDVD付半生記『音の色』が出版されました。
この本は作者のミルカ・チェルミジッチさんがヤドランカにインタビューして、ヤドランカの47年にわたるアート生活について書いたものです。
本の売り上げはALSで闘病中のヤドランカの治療費に提供されるそうです。

この本は昨秋出版されて以来現在まで、旧ユーゴの多くの著名人が彼女の為に広め、多くの市民が手にしているようです。

ニュース番組でも取り上げられ、ヤドランカは素晴らしいアーティストというだけでなく人間的にも素晴らしいとインタビューで答えているひともいました。

この動画でインタビューに答えている男性は
「ヤドランカの歌を知らない若い人も彼女の歌を聴くと感動するだろう」と言っています。

またヤドランカは「私のファンの人達にも、また私を知らなかった人達にも喜んでもらえる本とDVDです」と答えています。

ヤドランカはセルビアのニュース番組でこの本がとりあげられた際には
「どんなに大変であっても私は負けない。大好きなみんなの為にもファイトする」とメッセージを寄せていました。

ちなみに日本では以前「音色」というアルバムが発売され、高評価をいただいておりますが
今回の半生記『音の色』もそこから、本のタイトルに付けられたのでしょう。
画家でもあるヤドランカの歌には音に色が見えるのです。
「音色」も是非聴いてみてください。完成度の高い素晴らしいアルバムです。

『音色おといろ』
（CDアルバム）

2007年10月24日発売

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また日本では「アドリア海のおはよう波」という半生記がボプラ社から出版されておりますが、 ヤドランカ自身の軌跡と共に複雑な旧ユーゴの歴史的な事実も理解しやすいと好評です。

アドリア海のおはよう波
シンガーソングライター　ヤドランカの音とひかり
（単行本）

2009年10月発売
著：ヤドランカ　長原啓子
出版社：ポプラ社

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